この作品を描いているとき、最初に広がってきたのは、大きな地球の姿でした。
その上には一匹の龍が現れ、空には無数の光が花のように咲き始めました。
最初は何を描いているのか、自分でもわかりませんでした。
けれど描き進めるうちに、それぞれの光が、
まるで地球に生きる一人ひとりの命のように感じられてきました。
小さな光。
大きな光。
静かに輝く光。
遠くまで届くほど強く輝く光。
一つひとつは違っていても、それぞれが自分だけの場所で、美しく咲いている。
そんな光が集まることで、地球全体が少しずつ明るくなっていくような感覚がありました。
そして、その地球を見守るように、一匹の龍が姿を現しました。
龍は何かを支配する存在ではなく、世界を包み込み、
生命の流れを見守る存在のように感じました。
地球には、さまざまな国があり、文化があり、考え方があります。
けれど、同じ地球の上で生きているということは、私たちが思っている以上に、
大きなつながりの中にいるということなのかもしれません。
この作品を描きながら、「一人の光は小さくても、
その光が集まれば世界は変わっていく」そんな言葉が心の中に浮かびました。
この作品が、見る人の中にある小さな光を思い出すきっかけになれば嬉しく思います。
そして、自分の光を信じながら、それぞれの場所で、
自分らしく咲いていけますように──そんな願いを込めました。
本作には、宇宙に浮かぶような大きな地球と、その上を舞う一匹の龍、
そして空いっぱいに咲き広がる無数の光の花が描かれています。
画面中央に広がる地球は、私たちが生きる世界そのものを象徴しています。
国境や海、大地が描かれながらも、その地球全体は柔らかな光に包まれ、
現実の地球というよりも、ひとつの生命体のような存在として表現されています。
その上を舞う龍は、地球を守り、生命の流れを導く存在。
しなやかな身体を大きく広げながら、まるで世界全体を見守るように空を舞っています。
龍の周囲には、さまざまな色の光が花火や花のように広がっています。
赤、黄色、緑、青、紫、ピンク。
一つひとつの光は異なる色を持ちながら、それぞれが独自の形で咲いています。
それはまるで、地球に生きる人々や生命そのものを表しているようです。
誰一人として同じではない。
誰かと比べる必要もない。
それぞれが、自分だけの色と光を持っている。
そして、その光が集まることで、地球はさらに美しい場所になっていく。
本作は、地球規模の壮大な視点を持ちながらも、見る人一人ひとりに「あなた自身も、
この世界を照らす光のひとつである」というメッセージを届けてくれる作品です。
