この作品を描いていたとき、始まりも終わりもなく、ただ筆が渦を描くままに任せていました。
何かの「形」を目指したわけではなく、あらゆる流れが重なり、ほどけ、また交わる——
まるで"魂の時間"をなぞるような、不思議な感覚でした。
描きながら、いくつもの記憶や感情が浮かんでは消えていき、
まるで自分の中に広がる宇宙と対話しているような気がしていました。
それは懐かしくて、新しくて、少しだけ涙が出そうになるような旅路。
仕上がった絵を見たとき、これは「どこか遠くへ行く絵」ではなく、
「本当の自分へ還っていく絵」なのかもしれないと思いました。
この絵を見た誰かの心にも、そんな"帰る場所"の感覚が、
そっと灯ることを願っています。
与えることで、魂は進化していく。
この絵は、まるで宇宙のはじまりから未来へと続く"魂の旅路"を描いたかのような、
壮大な世界観をもった一枚です。
キャンバスの上には、たくさんのスパイラル(螺旋)や円、光、波のような線が広がり、
見ているだけでまるで吸い込まれるような感覚になります。
赤、青、黄、緑、紫、ゴールド……色とりどりの光が混ざり合いながら、
リズムを持って渦を巻いていく様子は、生命そのものが歌っているようにも感じられます。
そして、右側に描かれた「施」の文字。
これはMIRAIの作品すべてに共通する、"愛を与え、循環させる"というエネルギーのしるし。
この作品全体が、「与えることで魂は進化していく」という宇宙の真理を伝えているようです。
見ていると、心がどこまでも広がり、自分という存在が宇宙の一部であることを思い出させてくれる——
そんな、内なる旅に連れていってくれるような一枚です。
